幼稚園クラス【言語教育:品詞の役割】
ここでは、幼稚園クラスで子ども達がしているお仕事、ひとつひとつに焦点をあてていきたいと思います。
今回は、1年生が取り組んでいる
【品詞の役割】についてです。
言葉は自分を表現する、相手とコミュニケーションをとる手段として、大切なものですよね。
子ども逹が、今まで自分の中にたくさん溜め込んできた言葉を
整理づける活動として【品詞の役割】があります。
品詞(名詞・形容詞・動詞…)というと、難しそうな印象を受けるかもしれませんが、
感覚を大切にしているモンテッソーリ教育では、子ども逹がわかりやすく【視覚】から入れるように
それぞれの品詞に、シンボルマークがあります。
なので、子ども逹には「これは名詞」「これが形容詞」というようには伝えていません。
以下がそれぞれの品詞のマークです。
【品詞のシンボルマーク】
・物の名前(名詞)⇒黒い大きい三角形
・どんな(大きい、小さい等)(形容詞)⇒青い中くらいの三角形
・どうした(動詞)⇒赤い大きい円
・「あの」「この」「それ」(連体詞)⇒水色の小さい三角形
・「~が」「~を」(助詞)⇒黄緑の三角形
・「~します。」「~ました。」丁寧語(助動詞)⇒黄色い小さい円
・「そして」「だから」文を合わせる(接続詞)⇒ピンクの小さい長方形
文章にそってマークを置いています。
つながっている文を品詞ごとに切り取り、上下を入れ替えて並べます。
すると、どこかおかしいことに気が付きます。
並べ直し、正しい文にマークを置きます。
名詞の上には必ず形容詞がくることに、気が付くこともできるのです。
最初は物の名前から始まり、次にそれがどんなものであるかを表す形容詞…。
(例:バラ⇒赤いバラ)
品詞をひとつずつ学んでいき、今では7つの品詞マークを使って自分で文章を考えて、
ノートに書いている1年生です。
文章に間違えがあっても、それに気付いた後は、
先生と一緒、あるいは一人で考え直し、よく取り組んでいます。
お迎えの際にはぜひ、
カラフルな国語のノートを見てあげてくださいね~♪